カラーセラピーは感情と色の関係を導いて、マイナスイメージの色をなるべく避け、プラスイメージの色を生活の中に取り込んでいくことでヒーリング効果を得ます。
人のからだの中でも、心臓の動きや体温などは自律神経により調整されています。
自律神経失調症ということばを聞いたことがありませんか? あれはストレスなどにより、自律神経の機能が低下する症状です。 自律神経は意識して操作できるものではありません。心臓の動きや体
温などは、自分の意思で調整できませんよね。 実はこの自律神経、色により影響を受けるのです。
自律神経には、活動する神経の「交感神経」と、休む神経の「副交感神経」の2つがあり、必要に応じて切り替わって働いています。 先ほどでてきた自律神経失調症とは、この交感神経と副交感神
経の切り替えがうまくできない症状です。 色は暖色系の色と寒色系の色にわけることができまが、暖色系の色は交感神経を活発にさせ、寒色系の色は副交感神経を活発にさせます。
こんな実験があります。同じ人が赤で統一された部屋と、青で統一された部屋に順番に入り、それぞれの部屋で脈拍数と体温を測ります。すると多くの人は赤の部屋で測った時の方が脈拍数も体温も高くなるそうです。
この結果から赤という色が交感神経を活発にしていることがわかります。
色を暖色系と寒色系にわけた場合、暖色系は「動」的な心の状態、寒色系は「静」的な心の状態と
結びつくことが多いようです。カラーセラピーで選んだ色から心が「動」的な状態を欲しているの
か「静」的な状態を欲しているのかがわかります。
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